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試作品製作の「検査部門」って何をするの?

試作品製作の「検査部門」って何をするの?

試作品は、まだ世に出ていないアイデア段階の製作物を本番の製作を想定した工程で精査し、改善点や問題点を見出すために非常に重要な役割を果たします。そのため、試作品には高いクオリティと精度が求められます。試作品を製作する専門業者の多くでは、お客様のそうしたニーズに応えるため、試作品の測定や検査に細心の注意を払っているのです。

ここでは、試作品製作会社が測定・検査を専門的に行うセクションとして「検査部門」を紹介します。試作品製作会社が、日々どのような取り組みをして高クオリティの試作品をお客様にお渡しいているか、努力の一環をご覧ください。

試作品製作に検査部門はなぜ必要?

試作品製作の「検査部門」って何をするの?

試作品には、実際に販売される製品を事前に精査する役割があるため、非常に高い精度が求められます。そのため、多くの試作品製作会社では、試作品を規定寸法内に収め、細部の検証を徹底的に行うよう努めています。その取り組みの一例として挙げられるのが、ノギスやゲージなどの汎用検査用具を用いた検査です。

アートウインズではそうした一般的な検査に加え、専門の「検査部門」を設置することで、精密測定機器を用いた測定や検査データの提供も実施し、精度保証や検査データの提供も行っています。さらに社員同士の連携を密にすることで不具合情報を把握し、不具合が発生した場合も部門内で原因究明を徹底するなど、品質の改善・向上に努めています。

また、アートウインズではISO9001の国際規格に基づいた「品質マネジメントシステム」を導入。高品質の試作品を安定的に提供できるよう、専門部門を設けることで検査体制を強化しています。

ハイテク機器による検証・測定

試作品製作の「検査部門」って何をするの?

アートウインズの検査部門では、3次元測定機や3次元デジタルスキャナなどのハイテク機器を用いた検証・測定にも対応しています。以下では、それぞれの内容を紹介します。

3次元測定機を用いた測定

「3次元測定機とは、対象物に接触子を当て縦・横・高さから3次元の座標を取得することで対象物の寸法・位置関係・輪郭形状などを高精度に測定できる機器を指します。

3次元測定機の特徴は、従来の測定機では難しかった複雑な内容を測定できる点です。たとえば、一方向の距離・長さのみを測定するノギスなどの「1次元測定機」や、それに奥行きの距離・長さを加えた画像投影機である「2次元測定機」などは仮想線(立体を形成する際想定される一定の線)を使った測定はあまり得意ではありません。しかし、3次元測定機であればこうした仮想線も問題なく測定できるので、高度な寸法検査・品質保証に大いに役立つとされています。

3次元デジタルスキャナを用いた測定

「3次元デジタルスキャナ」を用いると、採取したスキャンデータを元からあるデータと重ね合わせることで、その差異を表示したり、特定ポイント間の計測を行ったりできます。そのため、自由曲線が多用される、キャラクターや彫刻レリーフ、ブロンズ、美術工芸品などのレプリカ製作に使用されることもあります。また、クレイモデル(特殊な粘土材を使用した立体イメージ造型)からスキャンデータを採取することで、実物をCAD化、モデリング化して製品データの作成に役立てることも可能です。

高クオリティの試作品製作ならアートウインズへ

アートウインズでは、検査部門という専門セクションを置くことで高品質な試作品をお客様に安定的にお届けします。不適合品を作らないため社員同士が常に連携し合い、ハイテク機器による検証・測定を徹底するアートウインズに、ぜひ試作品製作をお任せください。