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知っておきたい試作品の種類

「試作品」とひと口に言っても、その種類はさまざま。製品の形だけを再現するものもあれば、製品内部にある部品までも精巧に再現することもあります。また、流通を想定していない試作品とはいえ、それをいくつ作るかで予算や納期も変わってきます。ここでは、試作品製作を発注するうえで知っておきたい、試作品の種類を紹介します。

 

試作品には「外観モデル」と「機構部品」の2種類がある

知っておきたい試作品の種類

試作品は、大きく分けて「外観モデル」と「機構部品」の2種類があります。以下では、その違いについて見ていきましょう。

 

外観モデル 機構部品
実際の製品と同じ素材を使い、形状だけ再現したものです。「デザインモデル」という呼び方もします。その中には、「形状確認モデル」のように、発泡材などを削るだけで素材を再現しないものもあります。 カメラなどの内部部品を指します。医療品ロボットの部品の一部なども、これに該当します。

 

「試作品なら、どれも同じなのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、試作品の使用目的によって“どんな”試作品を発注すべきかは違ってきます。

たとえば、「商品化にあたって、試作品を社内会議に出したい!」という場合、発泡材を削って作る形状確認モデルだと十分な役割を果たせない可能性があります。一方、「商品のベストな形を見極めたい」というケースでは、「いくつかのパターンを発泡材で作って、社内で討議する」という使い方が可能になり、予算・納期的にも形状確認モデルが一番ふさわしい――。ということになります。

試作品ひとつを作るにしても、どのタイプにするかで予算や納期は変わってきます。開発工程をスムーズに進めるためにも、最適な試作品モデルを見極める必要があると言えるでしょう。

 

お客様のニーズに寄り添った試作品製作

知っておきたい試作品の種類

試作品製作会社の多くは、試作品“だからこそ”製品一つひとつに向き合って製作を進めていきます。試作品とは、製品がこの世に出るか出ないかを決定づける、非常に重要な判断基準となります。「まだ試作段階だから」「製作数が少ないから」という理由で手を抜くことは絶対にありません!

私達アートウインズでは、いわゆる“意匠モデル”の試作品も製作可能。お客様のニーズに応え、前例にないような注文にも対応します。「こんな細かい指示にまで従ってくれるのかな……」というご要望も、まずはご相談ください。高い技術力だけでなく、試作品製作に熱い想いを持つ社員が、お客様のニーズにできる限り対応いたします。

以下では、これまで当社が行ってきた試作品製作の一部をご紹介します。

 

アートウインズの試作品製作

炊飯器

「製品の液晶パネルがLEDで光るところまで再現してほしい」という依頼を受け、実際にLEDをプログラム。液晶パネルが光るところまで、細部にわたって再現しました。

セキュリティゲート

空港やイベント会場などで設置されるセキュリティゲートの試作品を製作。通常受けている注文よりも大型設備でしたが、お客様のニーズに応える形で製作できました。

医療用ロボット

医療行為をサポートするロボットに内蔵されるパーツの試作品を製作しました。少子高齢化が進む昨今、医療・介護の現場で医療用ロボットの存在は必要不可欠。“なくてはならない”製品が世に出るお手伝いができるよう、熱意を持って製作にあたりました。

 

お客様のニーズに応え高クオリティな試作品を製作することは、その後の開発プロセスにも影響します。こうした細かいニーズや意匠モデルに対応できるかどうかも製作会社選びのポイントになるので、発注する前に確認しておくとよいでしょう。

 

多様な試作品製作ならアートウインズに

アートウインズなら、お客様のニーズに合わせて試作品製作を行えます。また、小ロット製作にも対応できるので、予算に合わせた無駄のない製作が可能です。

なお、当社ではお客様のご要望をお聞きする際、ヒアリングシートを使用しています。これは、お客様が製品にかける想いを、できる限り試作品に織り込みたいという願いからです。当社は、社員一人ひとりが高い技術はもちろん、試作品製作への熱い想いも持ち合わせています。社員同士のチームワークもよく、生産ラインも一本化しているので迅速な連携も可能。試作品製作ならアートウインズにお任せください。