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プラスチックってどう成形するの?医療用プラスチックの製作方法

プラスチックってどう成形するの?医療用プラスチックの製作方法

試作品製作は、医療用器具・医療用プラスチックを製品化する際の検証段階において欠かせないステップです。医療現場で重要な役割を果たす医療用器具・医療用プラスチックですが、それらがどのような技術を用いて作られているかご存じですか?今回は、試作品の発注をご検討中の企業担当者様を対象に、試作品製作に欠かせない「プラスチックの種類」や「試作品製作の流れ」を紹介します。

プラスチックの種類

医療用プラスチックの試作品製作では、プラスチックを成形するという過程があります。プラスチックという素材は2種類に分類され、「熱可塑性プラスチック」と「熱硬化性プラスチック」があります。熱を加えた際の性質の違いを比べてみましょう。

熱可塑性プラスチック

「熱可塑性プラスチック」は別名「熱可塑性樹脂」とも言われています。熱を加えると軟らかくなるので加工しやすく、冷やすと固まる性質が特徴です。ポリエチレン、ポリカーボネートなどがこれに分類されます。

熱可塑性プラスチックはチョコレートに例えられることもあり、硬化した状態で加熱すると、再度軟化させることも可能です。成形する過程で化学変化や分子量の変化を起こしにくいため、成形しやすく、大量生産にも向いています。

熱硬化性プラスチック

熱硬化性プラスチックは、別名「熱硬化性樹脂」とも呼ばれ、熱を加えると少し軟らかくなりますが、加熱し続けると硬くなる性質があります。フェノール樹脂、ユリア樹脂などがこれに分類されます。

熱可塑性プラスチックと違い、一度熱で固まってしまうと、加熱しても再び軟化することはありません。表面の硬度が高く、耐溶剤性・耐熱性・機械的強度に優れています。また、金属よりも軽く、陶器よりも強いのが特徴です。

主な医療用プラスチック加工法

プラスチックってどう成形するの?医療用プラスチックの製作方法

チューブ、キャップ、シリンジ、カートリッジ、チップ、容器など医療用プラスチックの試作品製作には以下のような加工法があります。
 
・薄肉成形
薄肉成形とは、製品を小型化・スリム化するために薄さを追求した成形技術のことです。薄いプラスチックは流し込む際に発生する応力の影響で反りが発生するため、作るのが難しく、設計から成形までそれぞれで高度な技術を要します。
 
・厚肉成形
厚肉成形とは、射出成形の方法の一種で、平均肉厚が5mm以上のものの成形が該当します。「ゲートを適正化する」「肉厚を均一化する」「離型しやすい位置」に樹脂を詰め込むことが厚肉成形のポイントです。

試作品製作の流れ

試作品製作会社・アートウインズの試作品製作の流れを紹介します。試作品の依頼をご検討中の方は、ご確認ください。
 
STEP1 お問い合わせ
お問い合わせフォームよりご連絡ください。半日程度で見積もりが可能です。お急ぎの場合はお電話にてお問い合わせください。最速1時間程度でお見積もりいたします。
 
STEP2 お見積もり
お客様からご提示いただいた資料をもとに、ご要望に応じたお見積もり、納期の予定などを伝えします。情報や製品に対するイメージなどは、できる限り詳しくお知らせください。
 
STEP3 ご発注
メールもしくはFAXにてご発注書をお送りください。このタイミングで正式な納期についても確定させていただきます。
 
STEP4 お打ち合わせ
遠方にお住まいの方や、日程調整が難しい方には、お電話およびメールでも対応させていただきます。
 
STEP5 製作
試作品の製作を開始します。アートウインズでは、試作回数を減らすこと、デザインと機構設計を同時進行させることで、早期に量産体制へ移行できるよう工夫しています。
 
STEP6 検査
完成した試作品について、品質をクリアしているかの検査を行います。
 
STEP7 配送
品質検査をクリアした製品を丁寧に梱包し、全国運送便にて発送します。大阪府内は直接納品も可能ですので、お気軽にご相談ください。
 
STEP8 お支払い
お支払いの条件については、お客様のご要望にそえる形で柔軟に対応しますので、お気軽にご相談ください。

医療用器具、美容・健康器具の試作品製作はアートウインズにご相談ください

株式会社アートウインズでは、医療用器具・医療用プラスチックの試作品製作に対応しております。当社は、樹脂加工・金属加工・板金加工・真空注型・光造形・表面処理などさまざまな加工技術を用いて、幅広い分野の試作品製作に携わってきました。3Dプリンターなど最新の設備にもこだわっています。試作品製作のことなら大阪の試作品会社・アートウインズにお任せください。